むー日記

一般大学生の気ままなブログ

作家の元でアルバイトを始めたけれどパワハラが酷くて3ヶ月で辞めた話 (4)【退職とその後】

さてさて前回までで退職を決意した私ですが、今回は【退職とその後】編になります。

退職するまでと、その後の信じられないいざこざの話になります。

今回も愚痴多めになっていますが、どうぞご覧ください!

 

※前回の記事はこちら

【退職とその後】

さて、前回までの記事を読んでくれた方ならもう分かっていると思うが、イベント直前の勤務時点で私は完全に退職の意志を固めていた。

しかし別にパワハラについて雇い主に物申してドンパチやるつもりは一切なく、出来るだけ穏便に済ませたいと思っていた。( 精神はだいぶぶち壊れていたが )

 

で、イベント前の最後の勤務が終わったわけだが、「イベント後の予定がまだ立っていないのでまた後日連絡する」と雇い主。

しかしもう辞めると決めていたので、その連絡が来る前に退職の意志を伝えなくては余計に迷惑がかかる。私がいる前提で予定を立てるだろうからね。

こういう連絡は早い方が良いし、この場で伝えても良かったが、イベント前日にこれを伝えるのは雇い主の精神的負担になる可能性を考慮して、(何より、どんな文句を言われるか分かったもんじゃないので面と向かって言いたくなかったし) イベントが終わってから電話で伝えると決めていた。

 

そしてイベントは無事終了したようだったので (私は行ってないが) そこからさらに数日挟んで電話をした。

退職理由には「就活に集中したい」という、超ありきたりな言い訳を使い、さらに「自分は頂いている給料分の働きが出来ていないから」と付け加えた。

退職の理由に制限はないと法律で定められているので、就活というだけでも別に良かったのだが、まぁこう言っておけば嫌な気はされないだろうと思って伝えた次第である。雇い主は私のことポンコツと思っていただろうしな。

特に何か言われることはなく、普通に受け入れてくれたが、私はまだその月と前の月、2ヶ月分の給料をまだ貰っていなかったのでそれを受け取らなければならない。

それについては雇い主の方から、「また1週間後に連絡する」と伝えられ電話は終了。

こうして無事、退職は成功したのだが、給料を貰っていないのではまだ完全に退職したとはいえない。私は、1週間後の連絡を待った。

 

…しかし、1週間経った日も連絡は一切なし。

公式Twitterは稼働しているのに…

まぁバイトが急にいなくなって忙しかったのだろう。これは私にも非があることは理解していたので、もう少し待つことにした (急ぎでお金が必要というわけでもなかったし)

しかし待てども待てども連絡は来ない。

2週間、3週間と日は過ぎていき、、

遂に1ヶ月が経ってしまった。馬鹿にしてんのか?

 

まぁやはり金には困っていなかったので、仮に支払いが、例えば半年後なんかになったとしても構わないと言えば構わなかったのだが、

給料云々よりも、とにかく早く関係を断ちたかったので

「今日から2週間以内にお給料を頂きたい」という内容で雇い主にメールした。

思いのほか返信は早かったのだが、そこには驚きの内容が!

「悪いけど、早くてもこの日になる」と、

私が提示した日付からさらに1週間以上オーバーした日付を提示してきた。

馬鹿にしてんのか?(2回目)

まぁ、前述の理由からそれでも困ることは無いのでその条件で了承したが。(まぁ明確に支払い日を決められただけマシだと思う。)

ついでにこの対応を受けて完全に顔を合わせたくなくなったので振込でお願いした。

 

そして後日、なんとなく怖いもの見たさで雇い主の公式Twitterを確認すると、私が例のメールを送信した数時間後に当たる時間にとんでもない投稿が……!!

「バックれて辞めたアルバイトに給料払いたくないな」

え??? え?????? ツッコミどころが多すぎてここまでくると嗤えてしまう。

まぁ、この「バックれて辞めたアルバイト」というのが私を指すのか、以前急に辞めたもう1人を指すのかは不明だが、(もちろん、両方という可能性もあるが) いずれにせよヤバい。

それが指すのが私であれば、私はちゃんとした手順を踏んで退職をしたので、バックれたとは言い難い。雇い主が虚偽の内容を投稿していることになる。

もう1人に関しては理由が不明な上、急に退職しまったのでバックれである可能性はあるが、その場合、投稿内容自体は虚偽ではないが、「私より1ヶ月も先に辞めていた人間に対しても、まだ給料を払っていなかった」ということになってしまう。

 

まぁタイミング的に十中八九私のことだろうが、この雇い主が、

退職したアルバイトには指摘されないと給料すら払わない人間であることが分かった。一歩間違えたら普通に犯罪では?

第一「アルバイトに給料を払いたくない」という発言自体、仮にそう思ったとしても、裏にいかなる理由があろうとも、公にするべき内容ではないだろう。(フォロワーが多いなら尚更)

あと私がそのアカウントを見ていることを知った上で呟いているあたり、本当に性格が悪い。死ねばいいのに。

 

まぁこれは私が被害を受けるというより、雇い主自身の評価が下がるだけなので別に構わないのだが、これを見て、辞めてよかったと心から思った。

(ついでに言うと、雇い主はベンチャー企業を支援する会社から融資を受けようとしていた。

しかし、雇ったバイトがたったの3ヶ月で全員辞めた上にこんな呟きをしているようでは受けられる融資も受けられなくなるだろう。少なくとも可能性は落ちるはずだ。てか、落ちてくれ。落ちろ。)

まぁこのやりとりでボロを出させたという意味では、一矢報いたと言ってもいいかもしれない。別に嬉しくなんかないが。

 

まぁこの件の愚痴はここらまでにして話を戻すとしよう。

これで指定の日に払われていなかったら出るとこに出てやろうとまで思っていた私だが、ちゃんとその日に振り込まれていたのでそこは安心した。3ヶ月勤めて退職して、さらに月日が経って、ようやく安心。

この職場で安心したのはこの一回だけだと思う。

安心して働けない職場はゴミだね。

 

さて、ようやく給料も頂いたところで、いよいよこのクソゴミパワハラ雇い主ともお別れの時。社内連絡のグループから抜ければそれで全てがおしまいというわけだ。

私は一般的な礼儀は弁えているつもりだし、穏便に済ませたいと思っていたので、「お世話になりました」とか挨拶をした上で退室しようと以前までは考えていたのだが、

未払いの給料を請求する際、向こうの非が大きい (向こうはそんなこと微塵も思ってないだろうが) にも関わらずあれだけ遜ったのに、

あろうことかTwitterに悪口を書かれたのである。

 

私は一般的な礼儀を弁えていると書いたが、それは相手も同じ場合に限る。

要は、こちらへの礼儀を欠いてくる相手に対しては礼儀を弁える必要はないのだ。

多分言っても言わなくても、どうせTwitterで悪口書かれるだろうし。

というわけで、少し悩んだが無言で退室。

 

退職は完了、職場との関係を完全に断つことに成功した。

 

ちなみにこの件についてもやはり悪口が書かれていた。「自分の都合で退職したくせに給料を請求してきた挙句、支払ってあげたら無言で消えた」とね。

まぁ無言退室したのは私が悪いが、退職が自分都合なのは当たり前だし、給料を請求するのは労働者の正当な権利である。

忘れないで欲しいのだが、この人間は退職後のバイトに給料を払うまでに

「自分で決めた期日を破った挙句1ヶ月放置」「指摘されてようやく反応」「さらに数週間経ってようやく支払い」という経営者としてダメダメなプロセスを踏んでいる。

ひょっとしてこちらから言われなかったら払うつもりがなかったんだろうか。だとしたら労働基準法違反ですよ(笑)

まぁ、悪口とは言っても嘘は書かれていないのが非常に憎たらしいが、

上記のような背景があるにも関わらず、ここまで自分に都合のいいニュアンスで解釈できるというのはある意味ポジティブと言える。

いやはや、羨ましい限りだ。

 

さて、最後の最後までゴミ人間っぷりを発揮してくれた雇い主のおかげで最後の最後まで愚痴だらけの記事になってしまったが。そんなところで【退職とその後】編は終了。

ここで先に記しておくが、この記事を含む、この件についての今までの記事全ては以降のさまざまな考察のためにあると言っても過言ではない。

最初の記事時にも書いたが、この一連の記事を書く目的は晒しや報復ではない。

この一件を通して私は多くの知見を得たし、さまざまな考察をした。それを広大なネットの海に流してやろうというわけだ。もちろん、愚痴とか色々吐き出し切りたかったというのもあるが、それはこの記事でおしまい。

これからの考察記事を、お楽しみに

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

作家の元でアルバイトを始めたけれどパワハラが酷くて3ヶ月で辞めた話 (3)【勤務】後編

さてさて前回は人生初のパワハラを受けたところで終了したわけですが、今回はその件について雇い主に物申すところから始まります。

しかしあれはほんの序の口で、ここからは

怒涛のパワハラパレードが始まるわけなのです。

それでは後編、どうぞ!

 

 ※前回の記事はこちら

 

【勤務】後編

唐突なパワハラで精神に大きなヒビが入ってしまった私。人によってはここでバックれるなり連絡を取るなり、とにかくなんらかの形で辞めそうなものだが、私がそこまで非情にはなれなかったことには理由がある。

まず一つは、前回体調不良で欠勤していたもう1人のバイトがそのまま一度も勤務することなく急に辞めてしまったのだ。

作業部屋のスペースの関係でシフトが被ることは一度もなく、遂に顔を合わせることすらなかった。性別も知らない…

まぁそれはともかく、退職理由は急な引っ越しらしい。(本当かなぁ)

これについては本人や雇い主から直接聞いたわけではなく、雇い主が公式Twitterで呟いていたのを見て初めて知った。が、数日後に改めて見るとそのツイートは削除されていた。別にフォロワーのお目汚しになるような内容ではないように見えたが、何か都合が悪いことでもあったのだろうか。

(これは完全に私の勝手な予想なのだが、どんな理由であれバイトを雇い始めてたったの2ヶ月で1人辞めたという事実は、見る人によっては悪い印象を抱くだろう。例えば、「職場環境が悪くて引っ越しという嘘の理由で逃げられた」とかね。まぁ職場環境は実際悪いんだけど。そう思われるのを危惧したのかなーと。本当に勝手な予想、単なる深読みでしかないし、これが当たっていたとしてもだからなんだという話だが。)

 

もう一つの理由だが、雇い主は1ヶ月後に大きな展示販売イベントを控えていたのだ。

もう1人のバイトが辞めてしまった今、私まで辞めてしまってはそこには確実に間に合わない。

 

今はこんな記事を書くくらい雇い主のことは嫌いだが、パワハラを受けたと言ってもこの時点ではほんの一言。今更情報だが私と彼は歳が近い。であるからにして、ちゃんとこちらの意思を話せばパワハラも改善してくれるであろうと思っていた。

先に書いたここの状況もあったので、少なくともイベントが終わるまではこの職場で働こうと思っていた。

 

 

では勤務本編の話に戻る。

パワハラから次の日の勤務が終了し、いよいよ物申す時がきた。(ちなみに、これで文句でも言われようものならバックれて給料捨ててでも即刻退職しようと思っていた。)

そしてタイムカードを押した後、勇気を出して話を切り出し

「遅いといったような仕事に関係のある指摘は結構だが、根拠もなく時間稼ぎを疑う行為はやめてほしいと伝えた。

すると、流石に悪いと思ったのか、えらく反省した感じの顔をされた。ただ、ごめんなさいといった謝罪の言葉はついに出なかったし、「本当に思ったから言ってしまった」とも言われた。思ったからってそれをそのまま言ってしまうとか、それが言い訳になると思っているのは人としてどうなんだよと思ったが、まぁ反省はしてくれたようだし、それは一安心だった。

これで理不尽なパワハラは無くなるだろうと思っていた私だったが、 実際はここから1ヶ月パワハラ地獄を体験することになったのだった。

 

前述の通り、もう1人が辞めた上に大きなイベントを控えていたので私のシフトはそれまでとは比べものにならないくらい増えるのだが(シフトの自由は効いたのでそれ自体は別に不満ではなかった)、それと同時に仕事の内容も増えることとなる。

具体的には、辞めた方が専属で担当していた仕事と、イベントのために作品を量産する仕事だ。

イベントまであまり時間がないので短期間でさまざまな種類の仕事を研修抜きで任せられることとなったわけだが(今考えるとこの時点でだいぶブラックだな)、その過程でたくさんのパワハラを受けるのであった。

では、その数々のパワハラを愚痴を交えながら紹介していくとしよう。

 

「アドバイス雑すぎ事件」

この仕事では、同じ工程の中でもパーツの個体差によって作業の難易度が大きく異なる場合が多々ある。そしてある日、私にはとてもとても難しい作業に直面した。できる見込みがない事に時間をかけても無駄だと思い、「これは私にはとても難しいのでやっていただきたい」と話すと…

「それをなんとかするんだよ」と返された。

もうアドバイスでもなんでもない。まぁそうも言いながらやってくれたのはまだ良いが、部下の教育という上司の職務を放棄していると言わざるを得ない事件だ。

しかし今回紹介する数々のパワハラの中ではこれが一番軽いのだ。まぁパワハラする時点で終わってるから軽い重いの話じゃないけどね。

 

「確認したのに後から文句事件」

ある日、展示イベントで使う家具の組み立てを頼まれた。しかし今回は展示のイメージを固めるために使うだけなので、後で解体するとのことだ。しかし家具を組み立てたことがある人なら分かると思うが、こういうのは一度ガッチリ組み立ててしまうとバラすのは結構大変だ。そしてその日に組み立てる家具はまさにそういう物だった。

それを危惧した私は「しっかり止めるか、ゆるくしておくか、どうしましょうか?」と相談したが、「しっかり止めていい」とのことだったので、言う通りに組み立てた。

そしてその日の私の勤務が終わった頃、雇い主はその家具の解体作業にかかっていた。

彼は私が帰ろうと作業部屋を出たところで私の方へ来て…

「キミが組み立てたあれ、めちゃくちゃ解体しにくいんだけど」と文句を垂れてきた。

いやだから言ったじゃん。確認したよね?「しっかり止めていい」ってあなた言いましたよね?私、あなたの言う通りにしたんですけど?

ほんの数時間前に自分が出した指示すら忘れてしまうなんて、人の上に立つのが絶望的に向いていない。

このような矛盾した発言によるパワハラはこの後いくつも登場するが、果たしてこれはパワハラなんだろうか。自分の矛盾を自覚したうえでそれによって生まれた不利益の責任を部下に押し付けているのであれば立派なパワハラだが、記憶障害とかだとしたらちょっとまずいのではなかろうか。別にどっちでもいいけど。

彼はそれ以上何も言うことはなく無言で作業に戻っていったが、経営者たる者、自分の発言には責任を持って欲しいものだ。そんなんで経営続くのかなぁ?

 

「業者のミスを報告しただけなのに事件」

雇い主は作品に使う材料の加工を業者に委託している場合がある。 今回はその個数を数え、指定の組み合わせでまとめておいて欲しいとのことだった。

指示通り作業を進めていた途中、明らかに指定の個数に足りないことに気がついた。おそらく業者のミス(もしくは雇い主の委託ミス)だろうと思い、そのことを報告。すると

「なんで足りないんだ」

「キミが何を言っているのか全然分からない」と怒りだし

最後に「チッ…」と軽く舌打ちをされた。この舌打ちが私に対してなのか業者に対してなのかは分からないが、どちらにせよ一緒に働いている人の前で舌打ちをした時点でアウトだ。

しかし、本人のミスならともかく、業者のミスに対してそれを報告した部下を怒るって一体どんな思考回路をしているんだろうか。そういえば3ヶ月の勤務でまともに笑ったところを一度も見たことがない。もしかしたら怒り以外の感情を持ち合わせていない病気なのかもしれない。

 

「自分で考えて行動しろ事件」

ある作業で不明な点があったので「これはこうでよろしいですか?」といった質問をしたことがあった。しかし「そんなことをするわけないだろう」とやたら怒る。ちょっと質問しただけなのに…

その時から、この職場では自発的な質問や行動をしてもそれが間違いだった場合は異常に怒られることを理解し、ここでは指示されたことを淡々とこなすだけにしようと決めていた。

しかし仕事中の至る所で「自分で考えて行動、提案をできるようにしろ」という命令を受ける。出ましたブラックの定番!本当に人間を育てるのが下手くそだ。

部下からの些細な質問や提案に怒っておいてバイトにそんな高度なこと求めるのはわがままもいいところである。

 

「やらせたくないならやらせるな事件」

ある作業で普段は必ず雇い主がやっていた大事な工程を任されることになった。その際に言われた一言が…

「この作業は難しいし取り返しがつかないから本当は人にやらせたくない」

いや、本当は人にやらせたくないなら人にやらせんなww

なんて言えるわけはなく、指示通り作業を始めたが、他人にやらせたくない作業というだけあってやはり難しい。失敗したら取り返しがつかないので慎重にならざるを得なく、他の作業よりも慣れるのに時間がかかる。そしてその作業をしているうち、一度だけ失敗しそうになったのを見た雇い主は

「本当は人にやらせたくないんだからしっかりしてくれ」

だーかーらー!!そんなこと言うくらいなら人にやらせるんじゃねぇ!!!!

やらせた理由としては私を信頼してくれたというより、イベントでの出品数を少しでも増やしたかったからだろう。

クドイようだが、私はあくまでバイトである。もちろん私は一生懸命やるが、イベントでの出品数を増やすために重要な工程を初心者に任せるリスクを受け入れたのなら、そんな高圧的に文句を言わないでほしい。というか、緊張して余計に失敗しやすくなるよ…

 

「お手本失敗事件」

この日、ある作業で私は何度も失敗していた。しかしその作業は以前一度経験済みだったし、そこまで難しくもない作業なので前回やった時はスムーズにできていた。何かがおかしいと思っていると、その様子を見かねたのか、

「これは、これを!こうするんだよ!」と説明をしてくれた。やっぱり怒りながらだけど。

ついでに「そんなに難しいことじゃないと思うけど?」と嫌味な感じで言ってきた。ウザい。

しかし改めて説明を聞いたが私のやり方が間違っているわけではなさそう。また同じようにやってみたがやはり何度やっても上手くいかない。すると痺れを切らした雇い主は、私が持っている器具を「貸して!」と無理やり奪い取り手本を見せてきた

「だから、これを!こうして!!ん…あれ……?

ぷぷぷーーwww。最初怒鳴っておいてできないんかいww。そんな雇い主の素晴らしいお手本(笑)を黙って見ていると、器具の部品が悪いと判断したのか、部品の一部を別のものに取り替え…

「……ほらできた!」

ほらできたじゃねぇよ。今部品変えたよな?部品が悪いって判断して、取り変えたよな?

俺ができなかったのも部品が悪かったからだよな?

まぁ流石に恥を感じたのか、それ以上は何も言われなかったが、最初怒鳴り出した時は本当に怖かった。個人的に、怒鳴るという行為は知性がない行動の頂点なのだが、ほんとに大丈夫かこの人。

 

「禁止ワード事件」

さて、長々と続いたパワハラ紹介もこれが最後。そろそろ飽きてきたかもしれないがせっかくここまで読んでくださった方であればぜひ最後までご覧いただきたい。

さて当然だが、私のやった作業には雇い主の最終チェックが入る。その際私は「確認お願いします」と言ったふうにして雇い主に作業した物を渡すのだが、いつものように作業終了の報告をすると…

「「一応」って何?」と突然怒り出した。

なぜ彼が怒っているのか全く分からずキョトンとしていると

「「一応」とか「とりあえず」っておかしいでしょ。キミは仕事をしているんだぞ」

分からない。いや分かるのだが、なんでそんなに怒るのかは分からなかった。

そして私はそれらを作業完了の報告をする際に「一応完了しました。」「とりあえずはできました。」なんて風に使っていた。あまり意識したことはなかったし、自尊心の低さから出てしまう口癖のようなものだったので深い意味はないのだが。それは、一般的なコミュニケーション能力を備えている人間であれば分かるものだと思う。

さて、確かにこれらの言葉はそれぞれ「十分ではないが一通り」「間に合わせの処置として」といった意味もある。仕事に言い換えれば「本気で取り組んでいないが」とも取れるだろう。彼は私の「一応」「とりあえず」をそういった意味で受け取り、(というかそれらの言葉が表す意味をそれしか知らないのかもしれない) 実際の私の仕事に対する態度は一切無視して、言葉のみからそれを判断したのだろう。( 言葉を辞書的な意味でしか受けとることができないのはADHDの特徴の一つらしい。)

しかし私は人間なので、完璧である保証はない。もちろん完璧にこなす努力はするべきだと思うし私はしていたが、それでもやはり私は人間である。失敗の可能性が雇い主よりも高い以上、だからこそ雇い主のチェックが入るわけで。そういう意味では「十分ではないが」といった意味でも間違いではないだろう。

 

それ以上は何も言われなかったので、とりあえずその場では謝罪し作業を続行。

そのワードに何かトラウマでもあるのか知らないが異様に気分を害されたようだったので、一応その日以来そのワードを使わないように意識した。

そして一週間くらい経った日、またいつものように作業終了の報告とチェックをお願いすると…

「あ!!!!!」と急に大声を出したのだ。なんだなんだ…

そして、雇い主の唐突な奇行を見せられて呆気に取られている私を見ながら

 「また言った、 ” 一応 ” 〜」と盛大に煽ってきた。 

どうやら怒るだけでは飽き足らず煽りもするタイプの人間らしい。器が小さすぎる。

そういや小学校とかにこういうウザい先生いましたね。

しかし私にはそれを言った自覚が全くなかったので「いや…言ってませんけど…」と反論してしまった。失敗。どうやら無意識に言ってしまったようだ。口癖を抑えるなんてやはり無理があったのだ。

そもそも、接客業ならともかく、雇い主のご機嫌取りのためだけに禁止ワードが設けられる職場自体が歪んでいる。接客業のバイト一年半やってたけどここまで酷いクレーマーいなかったぞ。

そして「いや言ったよ、口癖になってるんだろうな〜」と、どうやら大変呆れた様子で、その場ではそれ以上何も言われることはなく作業に戻された。

しかしこれ以上関係を悪化させたくなかった私は、その日の勤務終了後に改めて謝罪することにした。そして謝罪をすると

たとえば、俺は飲食店でバイトしてたけど、料理作ったヤツが「一応できましたァ〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎」とか「とりあえずできましたァ〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎」って料理出してきたらおかしいだろ?」←まじでこんな顔と態度で言ってきた。ぶっちゃけかなりキモかった。

うん、まぁ言いたいことは分かるんだが、そんな人を馬鹿にしたような酷い態度一度も取ったことないよね私。例が飛躍しすぎだし、事実の解釈を湾曲させすぎでしょ。でも彼の目には私のことはそう見えたのだろう。きっと脳に異常がある。いやそうに違いない。

ついでに、「キミの周りの人もカチンときてたと思うけどね」と、私の周りの人間の意見を勝手に代弁してきたが、私の周りにはあなたのように器の小さい人はいないので余計なお世話である。第一、それってあなたの感想ですよね?

 

さてさて日々の威圧的な発言なんかも細々拾っていたらキリがないので大変印象に残った (※大変心が傷ついた) パワハラだけ抜粋してここまで紹介させていただいたがようやくおしまい。

そして、これらの半分も受けないうちに退職の意思を固まっていた。さらに、前回の記事で紹介した、人生初のパワハラによってヒビが入っていた私の心は完全にぶち壊れズタズタになっていた。まぁ私がミスしてお説教が厳しすぎるとかならともかく、雇い主の単なるわがままやもの忘れが多かったので、それに振り回されて疲れたというか、呆れ過ぎて一緒にいたくなくなったという感じだが。

 

次回の記事は【退職とその後】編です。

退職するまでと退職後のいざこざの話になります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

※ 2/28 一度公開した記事がバグで全部消えたので書き直しましたが、完全に書き直すことは不可能でしたので所々文脈がおかしいかもしれません。

作家の元でアルバイトを始めたけれどパワハラが酷くて3ヶ月で辞めた話 (2)【勤務】前編

初めに言っておくと、おそらくこの回が一番愚痴が多いので、そういうの嫌な人はブラウザバック推奨です。

それと勤務編なんですがかなり長くなりそうなんで前編後編で記事を分けることにしました。というわけで今回は前編です。どうぞ!

 

 ※前回の記事はこちら

 

【勤務】前編

高い倍率をくぐり抜け見事採用に漕ぎ着けた私、いざ勤務!

初日は研修ということで、一通り作業の手本を見た後に同じ作業をするという形で行われた。で、いざ私が手を動かすわけだが、とにかく雇い主が厳しい。作業の途中、机の上の道具が邪魔だったのでそれをちょっと別の場所にどかしただけで「今なぜその動作をしたのか?」と高圧的に理由を聞いてきた。

理由を説明すると、「無駄な動作は一切なくせ」という主旨のことを言われ、さらに長々と作業効率とか時給とかの冷たい話をされた。初日なのに。

この時点で雇い主がなんかヤバい人間だなというのは感じ取ったが、まぁ個人事業主なのでそこまでお金や時間に余裕がないだろうし、人を雇うのは初めてらしいから教育が下手でも仕方ないかーとなんとか耐えた。

しかしその後も高圧的で冷たい指摘は続く。作業部屋に自分と雇い主の2人きりという極限に閉鎖的な空間で、自分の間違いを淡々と指摘されるというのは、はっきり言って地獄であった。

私は極端にメンタルが弱いとかそういうわけではないと思うのだが、これにはかなりメンタルが削られた。ただでさえ「人の作品を作らせてもらっている」のと「それを作者に間近で見られている」という2大プレッシャーで押し潰されそうだったのに、高圧的な指摘に完全にとどめを刺され、その日の作業中は手が震えて止まらなかった

手が震えるせいで余計にミスが増える。そのミスをまた高圧的に指摘される。さらに手が震える。の悪循環で仕事にならない。

全国の上司諸君は、部下を萎縮させても何一つ良いことはないという事をいい加減学んで欲しい。と言ってもこの雇い主は大学を卒業してそのまま個人事業主になっている。要するに会社員の経験がないので部下を持つという経験自体初めてだろうからこんな事を言ったとしても仕方ないのだろうが。(アルバイトは結構していたらしいけど…)

 

しかしまぁ、この件に関しては、雇い主の教育が下手というだけで、パワハラというほどのことではないと思っている。何より、雇い主が普段からめちゃくちゃ高圧的で冷たいというわけではなく、むしろ基本的には優しい(というか積極的に会話するタイプの人ではないが、常に怒ってるとかそういうわけではない、まぁ普通の人)なので、自分がとっとと仕事を覚えてミスをなくせば済む話である。よって、この時は「できるだけ早く仕事を覚えてしっかり貢献しなくては…」と強く思っていた。

で、私はこの日に教わった作業を自宅でも復習することで早く覚えることができ、勤務開始から2ヶ月はこれといった問題もなく勤務できた。まぁ2ヶ月とはいっても勤務時間は2ヶ月合わせても40時間にも満たないので、全然働いていなかったのだが。

 

そして、勤務時の話からは少し逸れるが、社内連絡の時の話をしようと思う。

単刀直入にいう。雇い主は社内連絡で淫夢語録を使用するのだ。

淫夢語録とは「元ネタがホモビデオのネットスラング」だゾ。詳しく知りたい人は自分で調べて、どうぞ

元ネタが元ネタなので、はっきり言って人前で気軽に使うべきではない下品なスラングであると私は思っている。というか私は「草」‪レベルのスラングであっても、仕事の連絡に使うべきではないと思っているが。たとえ上司から部下に対してであっても。

それを雇い主は社内連絡で平気で使うのだ。著書やTwitterでも使っていたので「淫夢厨」なんだろうな、とは思っていたがまさか社内連絡で使われるとは思っていなかった。まぁそれによって直接的な害が生まれるわけではないのだが、正直言ってドン引きだし、人間性を疑った。

 

逸れついでにもう一つ、実は私以外にもう1人バイトがいた。

私より一週間くらい後に採用されたようで、私とは勤務内容が分担されていたらしい。私が制作メインで、もう1人が事務作業メイン。私より1ヶ月早く辞めてしまったし、それまでにシフトが被ることはなかったのでついに顔を合わせることはなく、性別すら知らないままでのお別れとなった。辞めた理由は急な引っ越しのためらしいが、本当かなぁ(笑)

 

ではそろそろ勤務の話に戻る。ちなみにこの時点では辞めたいなどとは1ミリも思っていなかったが、これから続く怒涛のパワハラを受け、辞めることを決意することとなるのだ。

 

ある日、先ほど紹介したもう1人のバイトさんが体調不良で欠勤となった。接客業とかではないので普段であれば特別困らないのだが、ちょうど次の日までに完了させなくてはならない作業があるらしく、急遽私が呼び出された。

その日は夕方まで大学での授業があったので、勤務開始も夕方になってしまった。もともと作業が分担されていたので、普段と違う作業をやることになったのだが、なんとか頑張りこなしていった。作業は夜まで続き、途中で「今日は何時までいられるか」と聞かれた。次の日も朝から大学があったし、私は一人暮らしなので日付を跨ぐのは流石に嫌だなと思い、遅くても23時半くらいには帰りたいと伝えた。

そしてその後、「これが終わったら報告して」とまた別の作業を任され、雇い主は別の部屋に別の作業をしに行った。そして私は11時半を少し超えたあたりでようやくその作業を終え、雇い主に報告した。するととんでもない言葉が飛び出してきた。

 

「遅すぎやろ。。。11時半に合わせたん?」

 

え??? え??????????????

私は、上司からの唐突な罵倒と時間稼ぎの疑いをかけられたショックで頭が真っ白になってしまった。

なんとか反論しようとしたが、まともに言葉が出ず「いや、、、そんなことは、、してない、、です、、けど」みたいな感じで超小声+つっかえつっかえになってしまった。

これがこの職場における、というか人生初めてのパワハラである。

その後もなんか、遅すぎや〜遅すぎや〜とグチグチ言われ、さっさとタイムカード押して帰れと投げ捨てられるように言われた。私は悲しみに暮れながらもトボトボとタイムカードを押しに行った。しかしそこで衝撃的な事実を目の当たりにしてしまう。

タイムカードを押す場所に行く途中に雇い主の部屋があるのだが、雇い主はいつも戸を閉めて作業するし、出入りする時もやたらしっかり戸を閉める。当然私が入ったことはないし外や隙間から中が見えたということもない。まぁ自分の部屋が見られたいという気持ちは別に自然だろうと特に気にかけたことはなかったが、その日は偶然扉が全開になっていた。

私だってそれなりにマナーというか、モラルがあるので、見ようと思って見たりはしなかったが(気持ち的にそんな余裕はなかったし) 少し視界に入ってしまった。そこには、全裸の二次元女の子キャラのタペストリーが数枚飾られていたのだ。

別に性欲を否定するつもりはないし、目に付く場所に堂々と飾っているわけではないのだから咎める気などさらさらないが、よりにもよって盛大なパワハラを受けた直後にこれをみてしまったのは何とも複雑な気持ちであった。

ただ、これを見たことによってその後のパワハラを受けた際も「あいつパワハラするけど、これ見てシコってんだよな〜」というある種の余裕が生まれた。(まぁその後のパワハラが酷すぎてこんな呑気な思考には至らなかったが)

 

で、それから自宅に帰るのだが、普段は自転車でスイーっと帰っていたのに、その日はショックが大きすぎて自転車に乗る気すら起きず、トボトボ引いて歩いて帰った。

一応言っておくが、私は本当の本当に一生懸命全力でやっていたし、時間稼ぎなんてこの日はもちろん今までだって一度もしたことがない。時間稼ぎとはつまり給料泥棒のようなもので、泥棒を疑われるというのは一言だけでも本当に辛かった。しかも物を盗んでいるわけではないので、泥棒をしていない証明ができない。

さらに言うと、時間を稼いでいようがいなかろうが、作業が遅かったのは事実であり、それが雇い主の不利益になっていたのは事実だ。(まぁそれを込みにしても私が出勤してなかったら、雇い主がその日までに終わらせなくてはならなかった作業は確実に終わらなかったので感謝して欲しいものだが) 全力でやっていたからこそ、時間稼ぎを疑われぐちぐち文句を言われるほど自分の作業が遅かったという事実を突きつけられ、それがまた余計に酷く悲しかった。

しかし、遅いという指摘だけならともかく、真面目にやっている人間に対して時間稼ぎを疑う行為は立派で最低なパワハラと判断し、次の勤務の際に面と向かってちゃんと物申そうと心に決める私であった。

実はこの出来事で初めて退職を考えるようになり、その意志は後のパワハラ含め一週間ほどで固まったのだが、ある事情(というか私の良心)によってさらに1ヶ月ほど勤務は続くのであった。

 

さて、人生初のパワハラのショックでメンタルボロボロになったところで前編は終了。

次回【勤務】後編では、パワハラに対して物申す話と、そこから辞めるまでの1ヶ月繰り広げられる激務&パワハラパレードがメインになります。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

作家の元でアルバイトを始めたけれどパワハラが酷くて3ヶ月で辞めた話 (1)【採用まで】

先日、(といっても3ヶ月近く前だが)バイトを辞めた。

退職の理由は、雇い主からのパワハラが酷かったからなのだが、この出来事から得られた知見や考察を、愚痴を交えながらダラダラと書こうと思う。

 

※まず前提として、元勤務先に報復がしたいわけではありません。外部から特定されかねない情報は出来る限り伏せてあります。

 

それではこの出来事の一連の流れを

【採用まで】〜【勤務】〜【退職とその後】〜【考察いろいろ】の4段階にそれぞれ記事を分けて説明する。

 

【採用まで】

私は元々スーパーで1年半近くレジ打ちのバイトをしていたのだが、最近は訳あって無理にバイトをしなくても生活ができる状況にあった。従って、そこを辞めてから半年バイトはしていなかったが、自分の技術を活かせるアルバイトはないかと、のんびり探していた。(コロナ禍の影響もあって半分諦めていたけど)

 

話が少しは変わるが、私はTwitterなどで作家さん(主に立体物の)を見つけて、その作品を見るのが大好きだ。

いつものようにダラダラと作家さんたちのTwitterを見ていると、以前から気になっていた作家さんの1人がアルバイトを募集しているのが目に入った。

その作家さんの作品自体は未購入だったが、その人が自費出版している書籍は購入していたほど好きな作家さんの1人だったし、もしや、、!?と思い詳細を確認した。

 

仕事内容は作品を量産する作業のアシスタント。時給は並だったが、服装も自由、シフトの縛りも無さそうだったので、こんな良い仕事はないと思い、爆速で履歴書を作り応募した。

 

書類審査の時点で定員が1〜2名と狭き門だったので半分ダメ元で申し込んだのだが、なんと合格し、面接へこぎつけた。

 

面接当日、服装はけっこう悩んだが、まぁ普通のシャツとジーパンで行った。

作家さん(以後は「雇い主」とする)のご自宅兼作業場に案内され面接をした。

作業場には制作に使う器具が色々置いてあって、とてもワクワクしたが、だいぶ散らかっていた。大きな木材とか普通に転がってたし。今思えばこの時点でここは(この人は) ヤバいと気づくべきだったのかもしれない。

最初に仕事内容や本業(私の場合は大学)のことについて確認しあった後、採用確定と教えてもらった。

当時は採用してもらった嬉しさで舞い上がって気づかなかったが、これから人を雇うというのにその作業場がろくに整理整頓されていないのははっきり言って異常である。

まぁここだけ切り取ると、何かしら事情があったのかもしれないな、と考える余地がある。が、しかし、後々の出来事(後述)を含めて考えると本当に危険な人だったのだなぁと、、、

 

次回は【勤務】編です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。